Eddie Gomez
Esperanza Spalding
Gary Peacock
George Mraz
Eddie Gomez
フレーズ難易度:☆☆☆☆☆☆☆
ビル・エヴァンス トリオでスコット・ラファロの後任ベーシストと言えばこの人。超絶プレイヤー。11歳でコントラバスを始め、ジュリアード音楽院を卒業。マンハッタン・ジャズ・クインテット, ステップス・アヘッドなどにも参加。共演者も豪華で、マイルス・デイヴィス、 ディジー・ガレスピー、 ジェリー・マリガン、 ベニー・グッドマン、 ビル・エヴァンス、 マイケル・ブレッカー、 ウェイン・ショーター、 ロン・カーター、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムス,、アル・フォスターなど
譜面は、バッキングから。G7の時の速い3連符は音色を合わさって、かなり強力。このような 超速フィルインは若いころのフレージングの特徴。動画の音源は、いろいろな意味でかなりヤバいので要チェック。
Esperanza Spalding
フレーズ難易度:☆☆☆☆☆
現代ジャズ・シーンに彗星のごとく現れた天才。幼少期からヴァイオリンやオーボエ等を演奏しており、高校入学と同時にベースに転向。バークリー音楽大学に入学後、20歳で同校の史上最年少講師に抜擢される。高度な作曲センス、演奏スキル、天を舞うような軽やかなヴォーカル、スター性を兼ね備えたその才能は、様々ジャンルのミュージシャンに支持され、ブルーノ・マーズ、プリンス、さらにはオバマ大統領からも絶賛されてる。
若くして、グラミー賞を3度獲得。ベーシストというより、ミュージシャンとして総合的な素晴らしい才能を発揮している。
譜面は、イントロ部。パーカッシブなフレージング。ルート+10度の音を使ってコード感を表現している。小節を食っているので、よりラテンのノリが強調されている。
Gary Peacock
フレーズ難易度:☆☆☆☆☆☆☆
キース・ジャレットトリオのベーシストと言えばこの方。13歳からピアノを始め、兵役に就いている時にベースをマスターする。その後、アート・ペッパー、ハロルド・ランド、ビル・エヴァンス、ポール・ブレイ、ドン・チェリー、アルバート・アイラーらと共演。1970年から2年間の日本に滞在していた。その後、キース・ジャレットのトリオ、富樫雅彦、佐藤允彦、菊地雅章、ポール・モチアン、マーク・コープランドらと共演。「ベースの練習というものをしたことがない」という名言は有名。
譜面は、ソロの14小節目から。Gm7-C7のフレージング。Gエオリアン、Cミクソリディアンを使用。速いフレーズで駆け上がる部分と13thをうまく使ったフレージングになっている。
George Mraz
チェコスロヴァキア出身。プラハ音楽院にてクラシックとベースを学ぶ。その後、バークレー音楽院特待生として渡米。25歳でオスカー・ピーターソン・トリオのレギュラーメンバーになる。他にもトミー・フラナガンやローランド・ハナのベーシストとして活躍。
共演者もペッパー・アダムス、スタン・ゲッツ、ミシェル・ペトルチアーニ、ステファン・グラッペリ、チェットベイカー、ジョーヘンダーソン、ジョン・アバクロンビー、ジョン・スコ フィールド、リッチー・バイラーク、ジョー・ロバーノ、ハンク・ジョーンズ、ポール・モチアンなど豪華なメンバー。ニューヨーク・ジャズ・カルテットとサド・ジョーンズ/メル・ルイス・オーケストラのメンバーでもある。